福田内閣府大臣補佐官、マイナンバーの入ったTシャツを着る発言、マイナンバー法に違反する恐れがあるとして、5ヶ月以上かかってようやく撤回
番号はただの『名前』。私が『福田峰之』と知られて、まずいことは何もないということと同じだ。私は自分の番号が入ったTシャツを作ろうと思っている。番号を知られても問題がないということを、自ら実践する」と、 「週刊エコノミスト」の2015年9月15日号のインタビュー記事で発言されていた福田峰男・内閣府大臣補佐官は、この度、発言を撤回されたようです。
※参考 発言に関するブログ記事「自分のマイナンバーが入ったTシャツを作ろうと言う内閣府大臣補佐官、番号法に抵触しないのか」(2015/10/13)
発言を撤回するとの福田氏の言が掲載されているのは、ネットニュースの「政治山」(2016年2月23日付け)の記事「マイナンバーカード申請4月までに1000万枚超へ―福田峰之衆議インタビュー」。その部分を抜き出すと・・・
福田氏 自分の番号が入ったTシャツを実際作っていないし、これから作って、着る予定もありません。仮に、自分の番号が入ったTシャツを着て公衆の面前に出ていった場合は、マイナンバー法第19条の提供制限に違反する恐れがあります。この部分の発言については、比喩的な表現としても適切ではなかったと考えています。誤解を与え、多くの皆さんにご迷惑をかけたことをお詫びして、この機会に発言を撤回させていただきます。
発言が雑誌に掲載されてから5ヶ月以上経過した時点での発言撤回。なぜ、こんなに時間がかかったのでしょう。マイナンバー法(番号法)の第19条に違反するおそれがあると認識するまでに、時間がかかったということなのでしょうか。私には理解できません。
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